中野です。
街頭でホームレスが売る雑誌「ビッグイシュー(The Big Issue Japan)」の最新号から、よい言葉を紹介します。
「私の分岐点 作家 田中康夫さん」から。
(阪神大震災の直後、西宮のカトリック教会に電話し、慣れないバイクで被災地への荷物運びを申し出たことについて) 今振り返ってみても、なぜ神父の問いかけに即答したのかよくわからないんですが、決断とはそういうものだと思うんです。誰かがヒントをくれたとき、何をひらめきどう反応するかで人生は大きく変わることがある。困難にぶつかったときも怯まず、屈せず、逃げずにチャレンジすることで道は開けていくんだということを知りました。 (...) 誰にも好きな音楽や好きな食べ物があるように、自分の中で距離が近いと感じたら、できることを精一杯やればいいと思うんですよ。
「特集 女性映画監督に聞く 撮るという仕事 河瀬直美監督」から。
専門学校時代に、先生から「自分にとって“のっぴきならないもの”をテーマにしなさい」って言われたんですね。その時、“のっぴきならない”の意味もわからないかったし、そもそも好きな映画もなくて、どんなものを撮りたいというのもなかった。だから、自分に向かうしかなかったんです。自分にとって大事なものは何か、かけがいのないものは何かって。
河瀬監督の新作は「殯(もがり)の森」といい、奈良の山間地でグループホームに暮らす70代の男性を主人公にした映画だそうです。
「クリエーターの視点 アーティストの八谷和彦さん」から。
オープンスカイを製作する過程で、無重力体験をしたんです。その時、俗にいう人間の欲求……食欲、睡眠欲、性欲というような欲の一つに“無重力”があるように感じたんです。それで今後はロケットかなぁと思い始めたのがきっかけといえばきっかけですね。
八谷和彦さんはご自身のブログ( OpenSky 日誌 - 朝、衛星の運用を見て、夜、衛星をおとす。 )でもロケット製作について語っていますね。
今号の編集後記に、気になる内容がありました。
ビッグイシューの販売員として登録する人、つまりホームレスに20?30代の人が増えているそうです。
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この記事は、アークウェブが企業(団体)サポーターをしている、ホームレスの自立を支援する雑誌「ビッグイシュー日本版(The Big Issue Japan)」の勝手広報です。
興味を持ったら街角( ビッグイシュー日本版 販売場所 )で売っているホームレスの人から買ってみてください。B^)