ビッグイシューの勝手広報:自殺対策支援センター「ライフリンク」の清水康之さん

中野です。

街頭でホームレスが売る雑誌「ビッグイシュー(The Big Issue Japan)」を見かけたことがありますか?
この雑誌は元々イギリスではじまったもの( The Big Issue Foundation )で、ホームレスの仕事を創り出し、自立を促す仕組みを提供しようと志す社会的事業(ソーシャルエンタープライズ)/社会的企業(ソーシャルカンパニー)です。

日本でもすでに、青森・千葉・神奈川・東京・大阪・神戸・京都・宮城・広島・名古屋で販売しているようです( ビッグイシュー日本版 販売場所 )。

アークウェブでは、今年1月から「ビッグイシュー日本版」の企業サポーターになりました。昨年末に寄付先をスタッフの投票で決めた経緯については、以下の記事に書いてあります。

年末に会社の寄付先について話し合う ≪ du pope : NAKANO Hajime’s Blog
http://nakanohajime.wordpress.com/2006/12/27/donation_061227/

今年になって、寄付をしたら終わりではなくもっと何かできないかなぁと考えています。そこでアイディアのひとつとして、これから不定期に「ビッグイシュー」を多くの人に知ってもらうための“勝手”広報をしようと思います。

目的は、アークウェブビジネスブログを読んでいただいている多くの人にビッグイシューへの関心を持ってもらうこと、ネット上にビッグイシューについてのBuzz(口コミ)を増やすことです。

では今号(2007.2.15)の紹介です。
特集 自殺させない社会へ “自死”は防げる」という記事を紹介します。

特集の中心は、NHKのディレクターとして自殺問題を番組(クローズアップ現代「お父さん死なないで?親の自殺 遺された子供たち?」)で扱ったことからこの問題に強い関心を持ち、NHKを退職、NPO法人「ライフリンク」を立ち上げたという清水康之さんを取材したもの。

自殺対策支援センターライフリンク トップページ
http://www.lifelink.or.jp/hp/top.html

ライフリンクは、自殺は社会問題だというアピールを続け、2006年に成立した「自殺対策基本法」の制定のための活動を行ったり( 自殺対策支援センターライフリンク 『自殺対策基本法』が成立しました! )、今年(2007年)には47都道府県でシンポジウムを行う「自死遺族支援全国キャラバン (※PDF※)」を計画しているそうです。

ぼくはこれまでこの問題について考える機会がなかったのですが、「自殺は社会問題」の説明として、記事中の以下の部分が参考になりました。

「今日も1日で、90人もの人が自殺で亡くなっている。年間3万人をこえる自殺者、そして自殺未遂者は30万人とも推定される。一人の自殺(未遂)によって、遺族や友人などの少なくとも6人が深刻な心理的影響を受けるというから、毎年180万人以上が自殺に苦しめられていることになる。  この数字は世界的に見ても際立つ。」

記事ではこの後で、多重債務問題での自殺や30代の自殺が増えてきていることにも触れています。

興味があれば、続きはビッグイシュー誌で読んでみてください。
販売場所はここ、

ビッグイシュー日本版 販売場所
http://www.bigissue.jp/about/place.htm

バックナンバーの購入もできるようです。

ビッグイシュー日本版 バックナンバー販売
http://www.bigissue.jp/about/backnumber/backnumber.htm