[Clip] オープンソースは第3世代へ? / 新サーチ"mnemomap" /Googleはチップ自作をめざす?

中野です。7月3日のクリップです。


【レポート】Open Source Business Conference Europe - オープンソースは第3世代へhttp://journal.mycom.co.jp/articles/2006/07/01/osbc1/

「2007年には、米国のCIOの95%がオープンソース戦略を持つといわれている。"なぜオープンソース"ではなく、"どうやってオープンソースを適用するか"だ」とFleury氏。

オープンソースの現状や、そのビジネスへの活用について俯瞰するのにいい記事ですね。
Linuxを第1世代、その成功の上に繁栄したMySQLなどを第2世代と呼び、来たるべき「第3世代」ではビジネスモデル、開発モデル共にもっと革新する、と言っています。

サービスをつなげるのは、API(だけ)ではなくユーザの操作感?:Goodpic
http://www.goodpic.com/mt/archives2/2006/07/web_5.html

いいエントリーですね。
指摘されている「ユーザーがいかに複数のサービスを、違和感無く、気持ちよく、移動しながら使えるか?」は、Web 2.0系サービスにおいてはちょっと置き去りにされてきた視点かなと思います。


Emily Chang - eHub: mnemo
http://www.emilychang.com/go/ehub/app/mnemo/

精力的にWeb 2.0関連情報のアップデートを続けるEmily ChangのeHubから、旬のWeb 2.0サービスを紹介。
mnemomapは、オーガニックなサーチエンジンやソーシャルソフトウェアを横断的に検索でき、その可視化も工夫することでユーザーが関連性の高い情報を見つける( finding relevant information )ことを助けよう、というコンセプトのようです。


B3 Annex: Google、将来はチップも自作? NYタイムズの記事より
http://toshio.typepad.com/b3_annex/2006/07/googleny.html

アナリストによれば、Googleは、検索に注力するのと同様にインフラに注力しているという。一説には、Googleは、Dell、HP、IBMに次ぐ、世界第4位規模のコンピュータ・サーバー製造会社であるという。自作することで、安くて、早く、効率的なシステムが構築でき、それが当然、Googleの優位性につながる。

GoogleはやがてCPUも自作するのでは、と指摘したこの記事は大きな反響を呼んでいますね。Googleオープンソースについての戦略などを見ていても感じますが、「何を公開し、何を秘匿するか」をきちんと峻別していると感じます。

American Chronicle: The Six Sins of the Wikipedia
http://www.americanchronicle.com/articles/viewArticle.asp?articleID=11109

うーむ。すでに「Wiki病 - 新種の病気(Wikiphilia - The New Illness)」などで指摘されていたような内容の敷衍という感じです。
著者のSam Vaknin氏はWikipediaの管理チームと対立し、不当な扱いを受けているということのようですが。