企画メモ&Tips/ペルソナ/シナリオ法を使った事例について 3 http://www.ark-web.jp/sandbox/marketing/wiki/727.html
企画メモ&Tips/ペルソナ/シナリオ法を使った事例について2
企画メモ&Tips/ペルソナ/シナリオ法を使った事例について (Mom's Table を例にして改善点を見てみる) †
- 担当:野島
国内19社のペルソナ利用事例にみる特徴と改善点 | Web担当者Forum <http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/04/14/5316>
で紹介されていた「はくばく」が運営するコミュニティーサイト
Mom's Table<http://moms-table.com/>
(リニューアル:2009.1.16)
のぺルソナ改善点を検証します。
参考にしたのはこちらのデータです。
リニューアル前との比較 †
リニューアル前は?
- 「こうに違いない」というユーザー像。
- 当初のWebサイトは「セレブ感」を重視。
(以上資料を要約) - 「スマートMom同士で語り合う なごみと気づきコミュニティ」などセレブを意識したコンテンツ(ライフスタイル提案コンテンツが多いか?)
(野島の意見)
リニューアル後は?
- 調査の結果から導き出したユーザー像。
- ちょっと頑張れば手が届くようなちょっとした「憧れ感」を重視。
- レシピや家事の助けになるコンテンツの充実
(以上資料を要約)
ペルソナについて †
2つのペルソナを立てていることが資料より分かる。
- 専業主婦
- パートをしている主婦
共通している点
- 30代前半女性
- 主婦
- 都内在住
- 家族構成:夫と子供(娘)の3人暮らし
- 住宅ローンやマイホーム購入のため無駄使いはできない。食費も節約したい。
- しかし家族のために健康と見た目には配慮した食事を作りたい
- 仕事・家事・育児に忙しいもっと食事の効率をよくしたい
(以上資料を要約)
2つのペルソナの世帯収入は若干の開きがある。
しかし、
- 小さな子供を持つ家庭という属性がターゲット
- 食品メーカーのリニューアルのためのペルソナ
であるため、収入による消費行動や志向の違いよりも「食事」「家庭」がペルソナが抱えている大きな問題。
はくばくの購買層的にも、 - 若いファミリー
- 世帯収入は一般的な平均値
が主力顧客と資料から推測される。
2つのペルソナが抱える共通の問題点 †
ペルソナからみた2つの属性に共通する問題点
- 家族に健康な食生活を送ってほしい
- 家族に「美味しい」と喜んでもらいたい
- お金をかけずに喜んでもらいたい
- 忙しいもっと食事の効率をよくしたい。効率よく情報収集したい。
(以上資料を要約)
リニューアル前の「セレブ感」を打ち出したライフスタイル提案では、
- スマートな生活(セレブ)への憧れ
- セレブのライフスタイルは健康、ヘルシー
- 健康、ヘルシーな食としてはくばく商品のアピール
(以上野島の意見)
であったと思われるが、実際のニーズは"家族の毎日の食事"や"家族の健康や喜び"であったことが、ペルソナ調査から導き出した結果らしい。
この問題解決のためのコンテンツの改善 †
以上の調査から以下のコンテンツを充実させたのではと推測される(資料を要約)
- レシピの充実
- はくばくの商品である「麦、雑穀」をメインにしたレシピの紹介、歳時記レシピの紹介を「主食」「おかず」「スープ・汁物」「デザート」のカテゴリに分けて検索できるようにして利便性のアップ。
- 料理家のブログコンテンツ
- 3人の料理家のブログを紹介。家庭料理、雑穀料理の先生を紹介
(リニューアル前は佐々木かをりさんがゲストインタビューされていたので、ターゲット層に近いキャスティング)
- 3人の料理家のブログを紹介。家庭料理、雑穀料理の先生を紹介
- 生産地を紹介するコンテンツ
- 食の安全についてのコンテンツ