ピコ勉強会/<link rel=”canonical” 「URL 正規化タグ」について http://www.ark-web.jp/sandbox/marketing/wiki/596.html
ピコ勉強会/<link rel=”canonical” 「URL 正規化タグ」について
目的 †
ヤフー、グーグル、そしてMSN Live Search(マイクロソフト)は、新しい 「URL 正規化タグ」をサポートすると発表した(今年の2月中旬)。 このタグを使えば、ウェブマスターやサイトオーナーが検索エンジンのインデックス 内での重複コンテンツ問題を解消できる(ただし、自サイト内の問題のせいで生じる 重複インデックスのみ)。 via. http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/03/05/5112
URL正規化タグがどんなものかをおさらいして、具体的な案件で活用できるようにする。
テキスト
http://www.sem-r.com/09/20090213153711.html
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/03/05/5112
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/03/06/5113
URL正規化タグとはどんなもの? †
- 書式
<link rel="canonical" href="http://mysite.com"/>
- link要素で使える新しいrel属性値
- 同一コンテンツに複数URLが存在する場合に、どのURLが正規のURL(検索エンジンにインデックスして欲しいURL)かを定義できる。
- 同一コンテンツの複数URLとは、解析用パラメータがついたり www有/無URLなど同じ内容にもかかわらずURLが異なるページなど。
- linkタグは、301リダイレクト相当の取扱がされ、リンク評価など他の要素もcanonical で指定したURLに引き継がれる。
- 301リダイレクトの場合は、リダイレクト元のウェブページに内容がなく、自動的にリダイレクト先に遷移させられるが、<link rel="canonical"~の場合は両方のページが情報を持つ点が異なる。
- また、<link rel="canonical"~は1つのルートドメイン名上でのみ機能する。サブフォルダやサブドメイン名をまたぐ引き渡しは可能。
- 効果:
- 検索エンジンのインデックスを助ける:「クローリングの妨げ」、「被リンクの分散」を避けることができる。
- 閲覧者(人間)には無関係(URLが違っても同じページが見えるので)
- Google Analyticsの解析上は別ページとして扱われる(だってURL違いますし)
- SEO上どれだけ有効かはまだまだ未知数の状態
どんな時に使う? †
- eコマースサイトの場合で、
- 色違い・カテゴリ違い・特典のありなし違いで内容がほぼ同一のURLが異なるページがある場合
- 複数のカテゴリに属する同一商品
- セッションIDなどの訪問者識別用パラメータを使っている場合
- 印刷用ページを別URLで提供している場合
- 同じコンテンツがカテゴリごとに別URLになっている場合
- wwwあり/なしの統一
- index.htmlありとindex.htmlなしの統一
- CMSで複数URLで同一ページが生成される場合
- PukiWikiの日本語ページとか?
使用上の注意 †
- *ほぼ*同じページ同士でもrel="canonical" 設定が可能
Q)正規ページの内容がコンテンツと完全に一致していなくてもかまわないか? GoogleのA) たとえば、製品表の並び順など、多少の差異は許容範囲内です。また、正規のページ と重複コンテンツをそれぞれ異なる時点でクロールする場合もあるため、場合によって は同じコンテンツの異なるバージョンを目にするかもしれない点についても認識してい ます。いずれにしても問題ではありません。 via. http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/03/06/5113
- 「rel="canonical"」は重視すべき参考材料(G)/参考材料と解釈(Y!/MSN)という扱い
- 「href」属性は、相対URLと絶対URLのどちらでもいいが、Y!では絶対URLを推奨している。
- 「rel="canonical"」で指定した正規URLをリダイレクトするのは可能(G/Y!/MSNとも)
- Live Search(MSN)では近日対応とのこと。
参考サイト †
検索エンジン各社のヘルプ †
- Yahoo!Japan: http://info.search.yahoo.co.jp/archives/003036.php
- Google: http://googlewebmastercentral.blogspot.com/2009/02/specify-your-canonical.html
- Live Search: http://blogs.msdn.com/webmaster/archive/2009/02/12/partnering-to-help-solve-duplicate-content-issues.aspx
その他のリソース †
- 海外SEO情報ブログ - 海外のSEO対策で極めるアクセスアップ術>「重複コンテンツ・重複URL」のおさらい
- 「 rel="canonical"」で重複コンテンツ対策