企画メモ&Tips/NewsMLと新聞CMS http://www.ark-web.jp/sandbox/marketing/wiki/482.html
新聞社向けCMSソリューションやNewsMLに関する予備調査
目次 †
新聞Webの動向 †
■ニュースサイト、紙媒体発行部数の動向 †
- ユニークユーザー数が増え続ける米ニュースサイト,だが新聞社には暗雲が
http://zen.seesaa.net/article/108634330.html- USAニュースサイト:ユニークユーザは前年同月比3〜4割増の勢いで増えている。一方で発行部数は年数%減で下がり続けている。
■[KeyWord]ウェブ・ファースト †
- ウェブ・ファースト(Web first)とは、インターネット新聞の普及に伴い、新聞社が紙媒体よりもウェブ媒体を優先させ、紙面に掲載する前にネット上で記事を公開する方針をいう。2005年6年頃に欧米の新聞社から広がった。
- 日本でのウェブ・ファースト
- 産経新聞(産経デジタル): イザ! http://www.iza.ne.jp/
新聞記者の取材にもとづくニュース配信サービスに、ユーザーがトラックバックの形式で感想や意見、関連知識などを書き込めるユーザー参加型の双方向サービスを組み込んだ。 - 2007年、マイクロソフトと産経新聞社がMSN産経ニュースを開設し、ウェブ・ファーストに取り組んでいる。
- 産経新聞(産経デジタル): イザ! http://www.iza.ne.jp/
■[KeyWord]自動組版 †
出版新聞業界は自動組版ソフトウェアの導入が進んでいる。紙媒体の編集はコレを使っている。
- DB連携やAdobe InDesign(DTPソフト)との連携で組み版を自動化する
- ロココ 「METAWORKS」: InDesign連携のソリューション
- キャノン
■[KeyWord]ワンソースマルチユース †
- NORENが出版新聞業界向けソリューションで力を入れている様子
■[KeyWord]新聞サイトで考慮すべき課題は? †
- 著作権関連
- 「新聞著作権協議会」
- 日経では、日本経済新聞社が発行する日本経済新聞、日経産業新聞、日経MJ、日経ヴェリタス、The Nikkei Weeklyの記事をクリッピング、回覧、社内会議資料など、社内・組織内で継続利用する場合に対応するため、社内利用契約制度を設けている。
■参考:新聞社のリスト †
- 世界の大手新聞: http://ja.wikipedia.org/wiki/新聞一覧
- 日本の新聞社リンク集(業界新聞リンク集): http://max.s12.xrea.com/01_newspaper/
■新聞記事検索サービス †
- ジーサーチ
- 全国・地方、専門・業界紙、雑誌など130紙誌以上の記事をDB化し、横断検索できる有料サービス(従量制)
- (一例)繊研新聞: http://www.senken.co.jp/corporate/dbsearch.htm
- 自サイトからの提供の他、@niftやASAHIネットなどプロバイダを通じて記事提供 @150/記事 など。
- 日経テレコン21>記事検索
- 日経各紙(日本経済新聞・日経産業新聞・日経MJ・日経ヴェリタス)、日経BP社各雑誌の他、一般紙・専門紙約90紙、ビジネス・専門誌約80紙をDB化して検索できる有料サービス(従量制)
NewsMLについて †
新聞業界標準XML †
NewsMLとNITFの2つの標準XMLがある。いずれもIPTCで採用されているが、NITFは将来NewsMLに置き換わる模様。
NewsMLとは †
ロイターが提唱し、IPTC(国際新聞電気通信評議会)で採用された。
ニュース交換と管理のための枠組みを提供するXML拡張フォーマットでメディアタイプやフォーマットに依存せず様々なメディアを扱うことができる。
- WikiPedia: http://ja.wikipedia.org/wiki/NewsML
- 日経NewsML(NSK: IPTCNewsML1.0に準拠しながら日経独自拡張したもの(nk:日経タグ), <参考資料> http://paper.japan.zdnet.com/download.htm/FW/FW_0608_1281.pdf?kiyaku=ok
- 最新バージョンはG2 ver2.1('08/07リリース):http://www.iptc.org/cms/site/index.html?channel=CH0086 からDL可能
- 日本新聞協会から「NewsML v1.2機能仕様書」と「NewsML v1.2 ガイドライン」の日本語版が公開されている。
- (財)日本新聞協会: http://www.pressnet.or.jp/
- (財)日本新聞協会>newsmlサイト(邦訳ガイドラインのDL等): http://www.nsktech.org/
- FAQ: http://www.nsktech.org/lib/faq/index.html#_Toc147045465
- 2005年JIS X 7201に制定された。(via. http://blogs.itmedia.co.jp/pina/2005/07/xbrljis_c983.html )
- NITF(News Industry Text Format): http://www.nitf.org/tutorial.php
NewsMLの前身。IPTCで制定され、1990年初頭から開発され続け今もあるし、一部の新聞社や出版社で利用されているが、NITFからNewsMLへの変換が可能なことから,いずれ引退する規格らしい。
海外の導入状況 †
海外では、NYタイムズ、ダウジョーンズ(DJ)、CNNなど早い段階から採用(いずれもIBM)
国内の導入状況 †
国内では、日本新聞協会がNewsMLの日本語化などの普及に努めており,主要な全国紙と地方紙ですでに導入されている
■日経新聞の配信システム「NEWSシステム」 †
- 2002年6月、NewsMLを採用し、記事、写真、映像、音声などマルチメディアコンテンツの編集配信ができるNEWSシステムを本格稼働。
- コンテンツのデジタル化、編集部門主体のマルチメディア編集、ニュース速報強化(NIKKEI NETを通じた24時間365日グローバル情報配信)、編集作業効率向上、メディア技術の標準化を目指す。
■新聞ソリューション(NewsML対応)を提供している会社 †
- EAST: http://www.est.co.jp/newsml/
- IBM: http://www-06.ibm.com/jp/tel-med/media/solutions/np/newsml.html
- ATLシステムズ: http://atl-systems.co.jp/atl/index.jsp
- NEC「NewsGlobe」SOAP対応新聞コンテンツ管理システム: http://www.nec.co.jp/media/shinbun/newsglobe.html
- FatWire(CMS): http://japan.zdnet.com/paper/story/0,3800075931,00001281p,00.htm
- NewsBox(NewsMLを利用した新聞社向けCMS ASP?) http://www.newsbox.jp/about.htm
■NewsML採用事例 †
- 毎日新聞×MSNニュース: http://www.toshiba.co.jp/tps/software/contents_handling/01_1.html
- MSN→その後産経新聞に乗り換え:
- 新聞業界以外でのNewsML採用例
- 山梨県庁と同県内の市町村のホームページにNewsMLが採用された('03-3月')。これによって県と市町村のホームページに掲載した情報(特に災害情報など)が相互のホームページに自動掲載されるようになる。
- http://www.pref.yamanashi.jp/pref/index.jsp
- http://www.nikkeibp.co.jp/archives/238/238970.html
- 開発したのはココ?→ATLシステムズ( http://atl-systems.co.jp/atl/index.jsp )
- ここ最近の事例を探したがあまり見あたらず。