ピコ勉強会/ユーザビリティテスト体験セミナーメモ http://www.ark-web.jp/sandbox/marketing/wiki/461.html
ピコ勉強会/ユーザー中心ウェブサイト戦略セミナーメモ
10月17日(金)東京・ ベルサール神田にて行われたWAIS JAPAN 2008 Web PDCA カンファレンスが行われました。http://www.wais-japan.com/
ユーザビリティテスト体験セミナーについてのメモ
体験型セミナーなので30人ほどの小会場で実施。受講者は半数がweb制作業、半数が企業のweb担当者だった。
セミナーの目的 †
- ユーザビリティテストの実演を見て、ユーザビリティテストの実施方法とその効果を理解する
- 各個人が簡易テストが出来るまでの理解する
実施までの流れ †
- 1.事前準備
- ターゲットユーザー・シナリオ仮説立案
- 検証ポイントの洗い出し
- テスト被験者を収集(アンケートなどで)
- 2.オリエンテーション
- テストの目的や手順を説明し、被験者がリラックスしてテストを実施できるようにする。(テスト会場では緊張していつものような操作が出来なくなってしまうため)
- 3.事前ヒアリング
- 普段のネット利用状況やニーズなど関連する内容についてヒアリング
- 例:どんなときにネット使うか?時間は?検索はGoogleかYahooか?など
- 4.状況設定
- ヒアリングをもとに実際に対象サイトを使いうる自然な状況を設定する
- 5.タスク実施
- 状況だけ設定し、自由にインターネットを利用
- 自発的に対象サイトに流入しない場合は、出来るだけ自然な流れで対象サイトへ誘導する
- 例:自由にインターネットさせた結果比較サイトに行ってしまった場合は「ほしい情報が見つからなかったとしてもう一度Gooogle検索してください。」「検索の結果*****社のサイトを閲覧しようと思った場合どのようにこのサイト内を閲覧しますか?」など。
- 6.振り返りヒアリング
- 実際に画面を見て振り返りながら、行動や発言についてヒアリングで深堀する。
ユーザーの意見ではなく行動を重視 †
- ビービットでは「ユーザーテスト」ではなく「ユーザー行動観察調査」と呼んでいる。
- 調査は画像をブラウザで表示。クリックが出来ないものでも、クリックした場合として行動観察する。
- 見るべきポイントは以下。
- どのページを見たか。閲覧した順番をメモ
- どこをクリックしたか。クリックしなかったか。ボタンをメモ
- 興味を示した/興味を示さなかった
ユーザー行動観察調査方法など †
- どのサイトがテスト対象サイトかは被験者には絶対に明かさない
- レイアウトを作るはやい段階からやってみたほうがよい
- 早い段階のものは簡易テストで良い。社内の人を被験者にするなど。
- 改善しながら繰り返し何回も実施する
- 見学者も交えみんなで発見点についてブレストする
- アイトラッキングはユーザー行動観察調査の補足的に使用している。
- 全ての被験者にやってもらっている
- 配置を検討するのに重要
- ビジュアル訴求がつよいサイトなど
- 被験者は1セグメント3~4人でおこなう。
- 1名につき約75分くらいの時間でユーザー行動観察調査を行う
- 1セグメント3~4人のユーザー行動観察調査を繰り返し行う