ピコ勉強会/ファシリテーションの手段としてのアイスブレイキング http://www.ark-web.jp/sandbox/marketing/wiki/273.html
ピコ勉強会/ファシリテーションの手段としてのアイスブレイキング
ファシリテーションの手段としてのアイスブレイキング †
- ピコ勉強会@2007.12.18
- 担当:中野
- 参考図書
なぜチーム・ビルディングは大切か †
- チーム・ビルディングとは、チームとして集まったメンバー同士で枠組みを共有し、関係性を築いて協働意欲を高め、コミュニケーションしやすい環境を高めていくプロセスのこと。
- チーム・ビルディングの3つのメリット
- フォーカシング(メンバーのエネルギーが同方向へ)
- モチベーション(貢献意欲や承認欲求が寄与する)
- ダイナミズム(メンバー同士の共鳴・相乗効果)
- 工業化社会ではモノ(土地、設備、天然資源)やカネが大切だった。対して、情報化社会ではヒト、知識、関係などの目に見えない資本に比重が移っている。
- なかでも21世紀のネットワーク型社会では、社会関係資本が重要であり、これの多寡により集団のパフォーマンスが大きく違ってくる。
- チーム・ビルディングの4つのタイプ
- 会議やワークショップ
- プロジェクト(プロジェクトマネジメント以上にプロジェクト・ファシリテーションが重要に!)
- 定常組織
- 委員会組織(定常組織だがフラットな関係性)
アイスブレイクとは †
- コミュニケーションを通じて自分を開く(「自己開示」する)ことは関係づくりの出発点。それなりの勇気がいるため、意図的にそういう場を作り出すのが「アイスブレイク」。
- 協働作業を体感できる「アイスブレイク」や「チーム・ビルディング・エクササイズ」というアクティビティを行うことで、チームの結束が高まる。
アイスブレイクの手法 †
定例ミーティングで使える技法 †
- チェックイン
- 「グッド&ニュー」を1人1分話す。
- ワンワード
- 進行役が投げたテーマから思いついたことを付箋に書き、発表。
- ひとこと自己紹介
- 進行役が定めた項目で自己紹介を書き、発表。
短時間のワークショップで使える技法 †
- 手をたたこう
- 進行役が立てた指の本数に合わせて手を叩く。皆でリズムを合わせる。
- 勝てるかな、負けるかな
- 全員が進行役と後出しでジャンケン。「次は勝ち」「次は負け」などの指示で、最後の一人になるまで。
- 他己紹介
- 知らない同士でペアになり、片方が自己紹介、もう片方がメモ。全員終わったらペア毎に相手を紹介。
- ウソ? ホント?
- 自己紹介を箇条書き。ただしウソを1つ仕込む。その後全員自己紹介し、他のメンバーは何がウソだったか話し合って当てる。
- 流れ星
- 進行役の「まず流れ星を…」などの指示で絵を描く。終わったらメンバー同士で見せ合う。
- スノーフレーク
- 配られた紙を二つ折りにし、一部をちぎる。また二つ折りにし、ちぎる。何度が繰り返した後で見せ合う。
- 背中でモジモジ
- 親と子になり、親は子の背中に自分の名前を指で書く。当たったら自己紹介して交代。
- ミラーゲーム
- ペアになり向かい合わせ。親の動作を子が真似する。しばらくしたら交代。
グループ分けに使える技法 †
- 番号!
- 20人を4人×5グループに分ける場合、参加者が順番に1からコールして、それでグループ分けする。
- ラインナップ
- 名前の50音順、誕生日順などで並ぶ。
- 甘い仲間たち
- 入り口に飴やお茶を置いておき、同じものを選んだ人同士でグループ分け。
- 人間マトリックス
- 縦軸はテーマに関する活動年数、横軸は関心度などのマトリックスに合わせて並ぶ。何度か軸を変えてシャッフルしたり、違う傾向の人でグループを作ったりの応用も。
大人数のワークショップで使える技法 †
- パチン!
- 円陣をつくり、左隣の人に拍手を送っていく。次第にスピードを上げる。
- キャッチ
- 円陣をつくり、人差し指を下に向け左隣の人に差し出す。「キャッチ!」の合図と共につかむ・つかまれないようにするというゲーム。
- 隣人の証言
- 円陣を作り、両隣と自己紹介。再度違う円を組み、自己紹介。何度か繰り返した後、記憶をたどりながら最初の円から再現していく。
- 地図をつくろう
- 出身地を元に、全員がフロアに日本地図を描くように立つゲーム。進行役は特に指示を出さず参加者のコミュニケーションに任せる。
- 共通点探し
- ペアになり、自己紹介をして共通項を見つける。また別の人とペアになる。できるだけ多数の人との共通項を見つけるようがんばる。何個共通項が見つかったか競ってもよい。
- 署名運動
- 人を表わす属性を10~15項目列挙したリストを元に、全員が部屋中を探し回って該当する人にサインをもらう。同じ人から複数項目のサインはもらえない。
- めかくしマスゲーム
- 全員で手を取り合い円をつくり目を閉じる。「全員で正方形を作ってください」と指示し、全員ができたと思ったら「できた!」と宣言。正三角形、二等辺三角形などと繰り返していく。
チーム・ビルディング・エクササイズの手法 †
研修や合宿で使える技法 †
- トレード
- フェルミ推定
- コンセンサスゲーム
- 親和図法
- ペーパータワー
- 人間知恵の輪
- 貿易ゲーム
ビジョンや目標を共有するための手法 †
- ウィッシュポエム
- SWOT
- ウィル/キャン/マスト
- タイムマシン法
- 未来の新聞
本格的なチームづくりのための技法 †
- リーダーズ・インテグレーション
- ジョハリの窓
- ダイアログ
- オフサイトミーティング
- ワールドカフェ