アークウェブのブログ

2008年2月12日

アークウェブお手伝い事例：介護情報ポータルサイト「ハートページ.ネット」のリニューアル(Ajax+CakePHP)

Ajax (システム開発)　 Web 2.0　 アークウェブ　 マッシュアップ　

投稿者 八木

こんにちは、ディレクターの八木です。

メディックス様が運営されている 介護情報ポータルサイト「ハートページ.ネット」が2008年1月にリニューアルオープンしました。
アークウェブでは介護事業者検索および有料老人ホーム検索機能開発のお手伝いをさせていただきました。

介護情報ポータルサイト「ハートページ.ネット」 http://www.heartpage.net/

・有料老人ホーム検索 http://www.heartpage.net/items/facilities/
・介護事業者検索 http://www.heartpage.net/items/businesses/

「ハートページ.ネット」は、介護利用者およびそのご家族の方やケアマネージャの方を対象とした介護ポータルサイトで、フリーペーパー「ハートページ」誌とも内容連携しつつ、次のような機能を提供しています。

　・介護に関する各種情報提供
　・介護事業者や有料老人ホーム検索と資料請求機能
　・介護相談やケアマネージャ同士のコミュニティ機能

今回アークウェブでお手伝いさせていただいたのは、介護事業者検索および有料老人ホーム検索部分です。両検索とも検索結果からの一括資料請求、住所・氏名などの入力省力機能を持っています。

特に有料老人ホーム検索では、ご利用者やそのご家族にとって「施設がどこにあるか（所在地、エリア）」が選定のキー要素であるとの認識から、Googleマップとのマッシュアップによる地図ベースのインタフェースを採用しました。

●Google マップとのマッシュアップによる地図検索
エリア内の施設一覧がマップ上にプロットされ、表示エリアの拡大・縮小、ドラッグによる移動などが行えます。またヒットした施設は表としても一覧することができ、ここから一括資料請求が可能です。

実装にあたっては、サービス圏外への移動制限やブラウザ負荷軽減のための表示件数制限などの細かい作り込み、ユーザが操作に対するレスポンスに気づきやすいようインタフェース面の工夫などを行っています。また、サーバ・クライアント間のデータ送受信にJSONを利用してクライアント側のデータ操作を容易にすると共に、第三者によるAPI操作を防止するしくみを施しています。

●管理サイトの施設情報投入機能
ユーザサイトだけでなく、管理サイトの施設情報投入時もマップ上でポイントするインタフェースを採用しました。その一方で、大量の施設情報投入時の作業省力化のため、基本は所在地情報からAPIを使って緯度・経度を自動取得し、微調整が必要な場合のみマップを使えばよいようにしています。

●XOOPSとの会員情報連携
「ハートページ.ネット」本サイトはCMSのXOOPSで構築されており、会員登録情報やログインステータスもXOOPS側で管理しています。資料一括請求時はXOOPSのログインステータスをチェック、会員情報をロードするよう構成し、XOOPSのユーザテーブル、セッションテーブルをラップするモデルを定義しています。

●デザイン保守性
開発にあたっては、「リリース後は運用スタッフの手でデザイン変更を容易に行えること」というご要望がありました。
これに対応するため、システム面ではCakePHPを使い、MVC設計を使った保守しやすい仕組みとしました。

【Webサイト データ】
・公開日：2008年1月17日
・制作期間：約2ヵ月
・使用技術：XHTML/CSS、Ajax、PHP、MySQL

【顧客 データ】
株式会社メディックス （東京都千代田区）
http://www.mdx-grp.co.jp/

投稿者 八木 : 14:55 | トラックバック(0)