2013年7月16日
Zen Cartハイエンド版の活用事例:商品納入業者が管理画面にログインできるようにする
Zen Cartハイエンド版を、以下のような要件でカスタマイズできるか? というご相談をいただいたことがあります(細部は一般的なものに変えてあります)。
- 販売者(ショップ運営者)、顧客の他に、商品納入業者(仕入れ元)が登場する(つまり、BtoBtoCビジネス?)
- ショップに注文が入ると、注文データは商品納入業者ごとに発行される
- 商品納入業者は固有のID/パスワードで管理画面にログインできる
- ログインできるのは自社への注文データを表示・処理する領域のみ
- 商品納入業者は、通常のショップ運営者のように注文データに基づき発送し、注文ステータスを変更する
この「取引先」は、「ショップオーナー」と提携していて実商品の在庫管理と発送を行う業者、というわけです。
ご注文の流れ
※図版はクリックで拡大します
※青が顧客(ショップ利用者)、右下の紫が販売者(ショップ運営者)、左下の緑が商品納入業者(仕入れ元)を表わし、実線は画面遷移、点線がデータ連携を表わします。
注文の流れとしては、以下のようになります。
- 「顧客」がオンラインショップから注文をする
- 注文情報メールが「販売者」に届く
- 「ショップオーナー」は入金を確認する(クレジットカード決済の場合はスルー)
- 「商品納入業者」に注文情報メールが送信される
- 「商品納入業者」は商品の発送を行い、ショップ管理画面にログインして注文ステータスを「配送済み」に変更して、「顧客」に発送済みの通知を行う
- 「顧客」に商品が配送され、取引は終了
商品納入業者アカウントの制御
この流れのポイントは、e. で「商品納入業者」がオンラインショップの管理画面にログインできることです。
Zen Cart 1.5では、admin アカウント以外にもアカウントを作ることができ、アカウント毎にアクセス可能なページの指定が可能です。
しかし、この機能では複数ある「商品納入業者」に、それぞれに対する注文データのみを閲覧させることはできません。そこで、商品納入業者それぞれに対する注文にのみアクセスできるよう、カスタマイズする必要が出てきます。
また、商品情報の編集・在庫管理をする機能についても「商品納入業者」ごとに閲覧制御をするカスタマイズも必要となります。具体的には「注文・商品に閲覧権限を設ける」ということになります。
Zen Cart / Zen Cartハイエンド版では、このようにアカウント管理周りのカスタマイズも柔軟に行うことができます。ご興味があれば、ぜひお問い合わせください。
カテゴリー: Zen Cart(オンラインショップ構築)
タグ: オンラインショップ , ECサイト , Zen Cart
« 前の記事:Zen Cartハイエンド版:Zen Cart 1.5から準拠している「PA-DSS」とは
» 次の記事:Zen Cartハイエンド(Zen Cart 1.5をベースとした独自機能拡張版)をデモサイトでお試しいただけます
アークウェブの本
Zen Cartによるオンラインショップ構築・運用テクニック―オープンソース徹底活用
内容充実のZen Cart公式本(v1.3対応)がついに発表です。アークウェブのスタッフをはじめZen-Cart.JPの中心メンバーが共著で執筆しました。続きを読む
新着はてブ
カテゴリー
- Shopify(ショピファイ)オンラインショップ構築
- NGO・NPO向け情報
- スマートフォン
- だれもが使えるウェブコンクール
- mixiアプリ
- OpenSocial (システム開発)
- アークウェブのCSR
- A-Form, A-Member, A-Reserve(MTプラグイン)
- Ruby on Rails(システム開発)
- necoったー
- Miqqle
- WebSig24/7
- ecoったー
- ビッグイシュー(The Big Issue)
- CSR(企業の社会的責任)
- マッシュアップ
- RIA (システム開発)
- セキュリティ(システム開発)
- 唐松(アクセス解析)
- Ajax (システム開発)
- テスト(システム開発)
- データベース
- PukiWiki
- Web 2.0
- SEO・サーチエンジン最適化
- XP・アジャイル(システム開発)
- Web・ITニュースクリップ
- Webアクセシビリティ
- Webデザイン
- SEM・サーチエンジン広告
- Webユーザビリティ
- CMS・MovableType
- Zen Cart(オンラインショップ構築)
- Snippy(SNS・ソーシャルブックマーク)
- アークウェブ
- オープンソース
- CMS(コンテンツマネジメント・システム)
- Webマーケティング
- AMP
- SNS