【まもなくリリース】「A-Form」安定版~MovableType/MTOSにフォームを手軽に設置、安全に運用できるプラグイン~
2008年3月 8日
【まもなくリリース】「A-Form」安定版~MovableType/MTOSにフォームを手軽に設置、安全に運用できるプラグイン~
こんにちは、SEの進地です。
Movable Type(以下、MT)にフォームを追加できるプラグイン「A-Form」は先日(2/15)、β版を公開しました。
ホーム » MovableType » A-Formプラグイン(ベータ版ダウンロード)
https://www.ark-web.jp/movabletype/
アークウェブではβ版リリース後、さらに品質を高めた安定版を開発しています。
また、「A-Form」安定版は品質を高めただけではなく、β版にはない新しい機能があります。
今回は、近日リリースを予定している「A-Form」安定版の新機能をご紹介します。
○安定版に追加した新機能
「A-Form」安定版は新機能として次の3機能を持っています。
・フォーム更新時の埋め込みページ自動再構築
・フォーム死活監視
・任意パスへの実行スクリプト設置
以下に、一つずつ説明します。
○フォーム更新時の埋め込みページ自動再構築
「A-Form」は管理画面でフォームを作成し、このフォームを任意のブログ記事やウェブページに埋め込むことができます。しかし、β版では、フォームの定義を変更するたびにこのフォームを埋め込んだブログ記事やウェブページを手動で再構築しなければなりませんでした。例えば、「A-Form」にはフォームの公開状態を「公開」、「非公開」から選択する機能があるのですが、再構築を忘れてしまうことで「公開」に指定しているのに「非公開」のまま、「非公開」に指定しているのに「公開」のままということもたびたび起こりました。
そこで安定版では、フォームの定義を変更するたびにこのフォームを埋め込んだブログ記事やウェブページだけを自動で再構築するようにしました。フォームの更新の手間も減り、より便利にお使いいただけるようになりました。
○フォーム死活監視
「A-Form」はお問い合わせフォームなど、お客様からのお問い合わせやご相談受付に利用されることが多いと思います。このようなお客様からの問い合わせを受け付ける仕組みは安定稼動していること、問題が生じた場合はすぐに気づけることが最重要要件になるかと思います。
そこで安定版では一定時間単位(24時間を推奨)にフォームの稼働状況をチェックし、もし問題が生じていたら(または可能性が疑われる状態にあったら)メールで特定のメールアドレスに連絡する死活監視機能を組み込みました。
具体的には、フォームを埋め込まれたブログ記事/ウェブページ単位に
- フォームの入力画面から確認画面へのアクセスが一定回数以上発生していることをチェック
- フォームが受け付けたデータ数が一定回数以上発生していることをチェック
する仕組みを用意し、あらかじめ指定しておいた回数を下回るフォームがあった場合はそのフォームの稼動状態のチェックをすすめるメールを送ります。これで、問題が生じているフォームをすばやく確認できます。
また、何らかの原因で受付データの保存処理が行われなかった場合、お客様が送信されたデータをメールで送る機能も組み込みました。これで、不意の事態が生じてもその間に送られたデータを取りこぼすことを減らせます。
○任意パスへの実行スクリプト設置
「A-Form」はβ版ではフォームの本体(実行スクリプト)の設置場所はplugins/AForm/ディレクトリ直下に限定していました。しかし、この状態だと、セキュリティを意識して、MTのインストールディレクトリに認証をかけているとフォームを実行する時にも認証を問われてしまいます。また、フォームの本体の設置場所がわかることによってMTのインストールディレクトリがわかってしまうことにもなり、このこともセキュリティ上あまり望ましくありません。
そこで安定版では、フォームの本体の設置場所を同じサーバマシン上でCGIが使える場所であれば任意の場所に変えられるようにしました。これでサイトのセキュリティを高めることができます。
○まとめ
「A-Form」安定版に追加される新機能に関して説明しました。新機能はどれも、ご利用の皆様により間違いを少なく、安定して、安全に「A-Form」を使っていただくことに主眼を置いた機能になっています。簡単、便利なだけではなく、より安定して、安全であることを意識した、安定版は近日中にリリースを予定しています。どうぞお楽しみに。
カテゴリー: Ajax (システム開発) , CMS(コンテンツマネジメント・システム) , CMS・MovableType , アークウェブ
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