2006年8月23日
[Clip] 集合知を活かすために / ティム・バーナーズ=リーのWeb 2.0批判 / SONYがGrouper買収
中野です。8月23日のクリップです。
O'Reilly Radar > Smugmug's version of Interestingness
http://radar.oreilly.com/archives/2006/08/smugmugs_version_of_interestin.html
ティム・オライリーがしばしば「Web 2.0の核心(very heart of Web 2.0)」だと力説する「集合知の活用(harnessing collective intelligence)」についての、なかなか興味深い記事。
Googleにはページランクがあり、FlickrにはInterestingnessという人気度を表わす指標があります。写真共有サイトSmugMugは、創業者の一人Chris McAskillによればより初心者向けのサービスであるため、ユーザー登録なしで、写真の上にマウスを乗せるだけでサムアップ/サムダウンの評価ができる機能を実装した(例:SmugMug - find today's most popular photos・大きな写真にマウスを乗せてみてください)ところ、大変好評を得た、という話です。
ユーザー参加を促すには、流行の機能を無分別に取り入れるだけでなく、このように細やかな配慮を行うことこそ重要なのだと思います。
Berners-Lee Disses Web 2.0
http://www.readwriteweb.com/archives/berners-lee_disses_web20.php
IBMによるティム・バーナーズ=リーへのインタビューPodCast(
developerWorks Interviews: Tim Berners-Lee )からの抜粋です。
「(今Web 2.0と言われているものは)それ以前のWebにずっとあったものばかりだ」など、否定的なようですね。
Grouper Acquired by Sony For $65 Million in Cash - Mashable!
http://mashable.com/2006/08/22/grouper-sold-to-sony-for-65-million/
P2P、ビデオ編集ソフトウェア、ビデオ共有サイトなどの事業活動を行っているGrouperを、SONYが破格の金額で買収したとのことです。
Amazon Web Services Blog: Improved Amazon Shopping in Second Life
http://aws.typepad.com/aws/2006/08/improved_amazon.html
Life2Lifeは、 AmazonとSecondLifeのAPIを利用してバーチャルワールドであるSecondLife内に構築された「バーチャルワールド内のリアルショップ」( ProgrammableWeb : Life2Life Virtual )。
現段階ではショッピング体験の試験のようですが、上記のエントリーに多数の画面キャプチャがあるのでチェックしてみてください。
広告主にも競争を強いるYouTube、ビデオ広告プログラムの提供開始
http://journal.mycom.co.jp/news/2006/08/23/100.html
「チャンネル」機能を利用し、ユーザー初のビデオと併置して競争環境に置く、というYouTubeの広告枠。興味深いです。
asahi.com:悪質商法対策メルマガ、60?70代関心 登録若者の倍
http://www.asahi.com/national/update/0823/TKY200608230209.html
100万通の目標に対して登録者数が桁外れに少ないと思いますが、70代がメールマガジンに登録する時代なんですね。
カテゴリー: Web・ITニュースクリップ
タグ: ティム・オライリー , ティム・バーナーズ=リー , ビデオ共有サイト , ユーザー参加 , 集合知 , Tim O'Reilly , Web 2.0 , YouTube
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