2005年6月16日
Ajaxの活用事例:Amazon.com - Diamond Searchの快適な宝石検索体験
ここ数年でAmazon.co.jpはすっかりオンライン本屋さんという範疇からはみ出して、キッチン用品や家電、PCなど様々なものが購入できるショップになりましたね。本家Amazon.comともなると、靴、グルメ、ペット用品、宝石まで・・まるで百貨店のようなにぎわいです。
さて、Amazonといえば取り扱い品の豊富さもさることながら、時代を先取りして新技術を取り入れることにかけても定評があります。
例えば、本家Amazon.comの宝石&時計(Jewelry & Watches)カテゴリに行って、Diamond SearchでLoose Diamondsを検索してみましょうか。
Amazon.com Diamond Search
http://www.amazon.com/gp/search/finder/?productGroupID=loose%5fdiamonds
形を選んだり、バーをマウスでグリグリ動かして値段、重さ(カラット)、カット、色、クラリティ(透明度)の各範囲を決めてやると、操作するそばからヒット数表示が変わります。Ajaxで実現されるこのDiamond Searchは、バーの動きもスムーズで、いろいろ条件を試しながらインタラクティブに「私にぴったりな1点」を探しだせるという趣向です。 技術面だけでなく、上から下へ目の動きに沿った条件配置、(固定の場所にではなく)変えた条件の真横に表示するヒット数、イラスト使いで直感的な理解を助ける条件項目など、良く練られたインタフェース全体が快適な検索体験を提供しています。
Amazon.comはどんなユーザがこの検索機能を使うと想定したのでしょう?いきつけの宝石商を持つような人々?!いえいえ。中には高価なダイヤもありますが、日本円にして1万円~数十万円ぐらいから揃っているようですから、ごく普通の人が妻や恋人に記念日のプレゼントをしたり、自分のお気に入りを探すといったシーンを提供しようとしているように見えます。
宝石選びのABC的な情報も充実していて、色を抑えたシンプルなAmazon.comのサイトデザインの中でも、ちょっぴり贅沢な気分が味わえるカテゴリになっています。
あなたもお一つMyダイヤモンドをいかがですか?
カテゴリー: Webユーザビリティ
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