Zen Cart日本語版のアクセシビリティ対応/JIS:2009(改正原案)への追加対応 http://www.ark-web.jp/accessibility/264.html
Zen Cart日本語版のアクセシビリティ対応/JIS:2009(改正原案)への追加対応目次
- Zen Cartのアクセシブル化:やってきたこと、やるべきこと
- JIS:2004とJIS:2009を比べて追加でテストすべきことをピックアップ
- 7.1.3.1 情報及び関係性に関する達成基準(A)
- 7.1.3.2 意味のある順序に関する達成基準(A)
- 7.1.3.3 感覚的な特徴に関する達成基準(A)
- 7.1.4.3 最低限のコントラストに関する達成基準(AA)
- 7.1.4.4 テキストのサイズ変更に関する達成基準(AA)
- 7.1.4.5 画像化された文字に関する達成基準(AA)
- 7.2.1.1 キーボード操作に関する達成基準(A)
- 7.2.1.2 フォーカス移動に関する達成基準(A)
- 7.2.4.1 ブロック・スキップに関する達成基準(A)
- 7.2.4.3 フォーカス順序に関する達成基準
- 7.2.4.4 文脈におけるリンクの目的に関する達成基準(A)
- 7.2.4.5 複数のページ探索手段に関する達成基準(AA)
- 7.2.4.6 見出し及びラベルに関する達成基準(AA)
- 7.2.4.7 視覚的に認識可能なフォーカスに関する達成基準(AA)
- 7.3.1.2 部分的に用いられている言語に関する達成基準(A)
- 7.3.2.1 オン・フォーカスに関する達成基準
- 7.3.2.2 ユーザーインタフェース要素による状況の変化に関する達成基準(A)
- 7.3.2.4 一貫した識別性に関する達成基準(AA
- 7.3.3.1 入力エラー箇所の特定に関する達成基準(A)
- 7.3.3.2 ラベルまたは説明文に関する達成基準(A)
- 7.3.3.3 入力エラー修正方法の提示に関する達成基準(AA)
- 7.3.3.4 法的義務・金銭的取引・データ変更・回答送信のエラー回避に関する達成基準(AA)
- コメントがあればどうぞ
Zen Cartのアクセシブル化:やってきたこと、やるべきこと †
- Zen Cart日本語版のJIS X 8341-3:2004対応のテストを終え、要修正点を出した
- 次に、JIS:2009の改正原案を元に、新JISで達成基準「AA(ダブルエー)」を満たすために必要な追加テスト項目をピックアップしよう
JIS:2004とJIS:2009を比べて追加でテストすべきことをピックアップ †
- あくまで一般論ではなく、Zen Cartを対象とした場合
7.1.3.1 情報及び関係性に関する達成基準(A) †
- 表現を通じて伝達されている情報、構造、及び関係性が、プログラムで解釈可能でなければならない。又は、それらがテキストで提供されていなければならない。
- 次アクション:解釈や達成基準について、付属文書を読み、必要ならテスト方法を決める
7.1.3.2 意味のある順序に関する達成基準(A) †
- コンテンツが提供されている順序がその意味に影響を及ぼすときには正確な読み上げ順序をプログラムで解釈可能にしなければならない。
- 次アクション:表以外もそのようになっているかもう一度テストする
7.1.3.3 感覚的な特徴に関する達成基準(A) †
- コンテンツを理解し操作するための説明を、形、大きさ、視覚的な位置、方向、または音のような要素が人間の感覚に示す特徴だけで提供してはならない。
- 次アクション:JIS:2004より強化されている。再度テストを、
7.1.4.3 最低限のコントラストに関する達成基準(AA) †
- テキスト及び画像化された文字の視覚的な表現には、少なくとも4.5:1のコントラスト比がなくてはならない。ただし、次に挙げる場合は除く。
a)大きな文字(少なくとも3:1)
b)付随的(アクティブでないUIの一部、装飾が目的、視覚的に確認できない、重要な他の視覚的なコンテンツを含む写真の一部)
c)ロゴタイプ
- 次アクション:
7.1.4.4 テキストのサイズ変更に関する達成基準(AA) †
- コンテンツ又は機能を損なうことなく、テキストを支援技術なしで200%までサイズ変更できなければならない。ただし、キャプション及び画像化された文字は除く。
- 次アクション:追加テストを行う。
7.1.4.5 画像化された文字に関する達成基準(AA) †
- 使用している技術で意図した視覚的な表現が可能である場合は、画像化された文字ではなくテキストを用いて情報を伝えなければならない。ただし、次に挙げる場合は除く。
a)カスタマイズ可能
b)必要不可欠
- 次アクション:画像ボタンなどは「カスタマイズ可能」に当てはまると思うが、一応付属文書にあたり、必要なら追加チェックする。
7.2.1.1 キーボード操作に関する達成基準(A) †
- コンテンツのすべての機能は、個々のキーストロークに特定のタイミングを要することなくキーボード・インタフェースを通じて操作可能でなければならない。ただし、その根本的な機能が、単に利用者の動作の終点に依存しておらず、利用者の動作による軌跡に依存して実現されている場合は除く。
- 次アクション:なし? Zen Cartでは特定のタイミングに依存する操作はないので。
7.2.1.2 フォーカス移動に関する達成基準(A) †
- キーボードインタフェースを用いて、キーボードフォーカスをそのページにある構成要素に移動できる場合、キーボードインタフェースだけを用いてその構成要素からフォーカスを外すことが可能でなければならない。又、もしその操作が矢印キー、又はTabキー以外の操作を必要とするならば、キーボードフォーカスをその構成要素から外す方法を利用者に知らせなければならない。
- 次アクション:JIS:2004対応テストでカバー済み。次アクションなし
7.2.4.1 ブロック・スキップに関する達成基準(A) †
- 複数のウェブページ上で繰り返されているコンテンツのブロックを通過できるメカニズムが利用可能でなければならない。
- 次アクション:これはメニューとリンク以外もカバーしている? 付属文書にあたり、必要なら追加テストを。
7.2.4.3 フォーカス順序に関する達成基準 †
- ウェブページが順番にナビゲートできて、そのナビゲーション順序が意味又は操作に影響を及ぼす場合、フォーカス可能な構成要素は意味及び操作性を保持した順序でフォーカスを受け取らなければならない。
- 次アクション:表以外もそのようになっているかもう一度テストする
7.2.4.4 文脈におけるリンクの目的に関する達成基準(A) †
- それぞれのリンクの目的が、リンクのテキストだけから、又はリンクのテキストとプログラムで解釈可能なリンクの文脈とをあわせたものから解釈できなければならない。ただし、リンクの目的が一般的にみて利用者にとって曖昧な場合は除く。
- 次アクション:基本的なことであり大丈夫だと思うが、一応チェックを。
7.2.4.5 複数のページ探索手段に関する達成基準(AA) †
- ウェブページ一式の中からあるウェブページを見つけることのできる手段が一つよりも多くある。ただし。ウェブページがプロセスの結果又はプロセスの中の一つのステップである場合は除く。
- 次アクション:ナビゲーションはあり、検索窓はあるから大丈夫だと思われる。ショッピングカートのチェックアウトプロセスについては「注記1」で言及されているし。
7.2.4.6 見出し及びラベルに関する達成基準(AA) †
- 見出し及びラベルは、主題または目的を説明していなければならない。
- 次アクション:一応再確認する
7.2.4.7 視覚的に認識可能なフォーカスに関する達成基準(AA) †
- キーボード操作が可能なユーザーインタフェースには、キーボード・フォーカスの表示が視覚的に認識できる操作モードがなければならない。
- 次アクション:あると思うが、念のため協議。
7.3.1.2 部分的に用いられている言語に関する達成基準(A) †
- コンテンツの一説または語句それぞれの自然言語がプログラムで解釈できなければならない。
- 次アクション:多言語混在が前提のZen Cartでは、達成するには修正箇所が多い基準。付属文書を読み、対応の要否を決める。
7.3.2.1 オン・フォーカスに関する達成基準 †
- 「あらゆる要素がフォーカスを受け取るとき、状況の変化を引き起こしてはならない。」
- 次アクション:JIS:2004でカバー済み。問題点は判明している。
7.3.2.2 ユーザーインタフェース要素による状況の変化に関する達成基準(A) †
- 「利用者が使用する前にその挙動を知らせてある場合を除いて、ユーザーインタフェース要素の設定を変更することで状況の変化を引き起こしてはならない。」
- 次アクション:付属文書を見て、意味を確かめる。その上で必要なら追加テストをする。
7.3.2.4 一貫した識別性に関する達成基準(AA †
- ウェブページ一式の中で同じ機能性を有する構成要素は、一貫性を持たせて識別できなければならない。
- 次アクション:付属文書をよく読み、必要なら追加テストする。
7.3.3.1 入力エラー箇所の特定に関する達成基準(A) †
- 入力エラーを自動的に発見した場合は、エラーとなっているアイテムを特定し、そのエラーを利用者にテキストで説明しなければならない
- 次アクション;要テスト。
7.3.3.2 ラベルまたは説明文に関する達成基準(A) †
- コンテンツが利用者の入力を要求するときには、入力箇所のラベル又は入力方法についての説明文を提供していなければならない。
- 次アクション:2004年では例示だったが、2009年では達成等級「A」になった。要テスト。
7.3.3.3 入力エラー修正方法の提示に関する達成基準(AA) †
- 入力エラーを自動的に発見した場合は、その修正方法が明らかであれば、その方法を利用者に提示しなければならない。ただし、セキュリティ又はコンテンツの目的を損なう場合は除く。
- 次アクション;要テスト。
7.3.3.4 法的義務・金銭的取引・データ変更・回答送信のエラー回避に関する達成基準(AA) †
- 利用者にとって法的な義務又は金銭的な取引が生じる、データのストレージシステムにある利用者が自分で制御可能なデータを変更又は削除する、又は利用者が試験の解答を送信するウェブページでは、次の少なくとも一つが当てはまらなければならない。
a)可逆性
b)チェック
c)確認
- 次アクション:JIS:2009でさらに明文化されたので、付属文書を読み、必要ならテストをする。