アクセシビリティメモ/「Webアクセシビリティ JIS規格完全ガイド 改訂版」エクストリーム・リーディング会(1) http://www.ark-web.jp/accessibility/145.html
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WebアクセシビリティJIS規格完全ガイド 改訂版―自治体・公共機関・企業のためのバリアフリーなWebサイトの作り方
http://www.amazon.co.jp/dp/4822233898/arkweb-22/ref=nosim
- 2008年9月1日、アクセシビリティのリテラシーを上げるため、上記の本をテキストにXR(エクストリーム・リーディング)会を社内で行った。
- 時間は90分。適当なまとまりまで読み、議論するというスタイルを取った。
- 参加者:中野, 小森, 竹村, 大家, 近藤, 八木, 志田, 野島
- 文責:中野
議事録 †
2-1 ウェブコンテンツJIS<の要件を読む前に, 2-2 一般的原則 †
- WCAGは具体的な製作技術を対象にしているが、JIS-Xは、コンテンツの企画から運営までのライフサイクルを扱っているっていう点。(76ページ)
- 「視覚障害」「聴覚障害」「上肢障害」のうち、視覚障害の人についてだけ細かく記述しているように見えるけど。
- 見る・読むメディアであるウェブでは、視覚について障害を持つ人がいちばんデメリットを被りやすいからじゃないか?
- 「基本的要件」は必須、「推奨要件」はShouldぐらいだろうか。(84ページ)
- ただし、日本はこれから超高齢化社会に入っていくことを考えると、推奨要件も重要だろう。
- 複数の障害を持っている人についてはどうするんだろう? 視野が狭い+てんかん(視覚感受性てんかん)の場合など。
2-3 開発及び制作に関する個別要件 †
- 5.1 b)、PDFやFlashについてはごくあっさりとしか書いてないね。
- 黄緑本( [[Webアクセシビリティ 標準準拠でアクセシブルなサイトを構築/管理するための考え方と実践
http://www.amazon.co.jp/dp/4839922209]] )にはどっさり書いてあるよ。
- 黄緑本( [[Webアクセシビリティ 標準準拠でアクセシブルなサイトを構築/管理するための考え方と実践
- tableのscope属性、headers属性について、実際に音声ブラウザでどう読まれるんだろう?(107ページ)
- 謎。今度確かめてみよう。
- フレーム対応問題、iframeも対象に? (113ページ)
- なる。ニュースの表示などで使うが、強く読んでほしい情報をiframeで扱うのはよくないね。
- フォーム、入力時の制約などをわかりやすく伝える件。(120ページ)
- 最近ウチが制作するフォームはエラーフリー(入力種別のアローアンスを広げて全角でも半角でも受け入れるなど)が多いけど、それだと戸惑うという人もいるけど。
- table、colgroupを使ったりすると読み上げ順はどうなるんだろう?
- 調べてみれば? Dreamweaverのアクセシビリティ対応についても。
- 5.3 d)の、時間制限を延長又は解除できないときは「代替手段を用意しなければならない」。(125ページ)
- これは結構厳しいね。銀行のサイトなどの場合、セキュリティとのトレードオフは?
- 三井住友銀行のようにアクセシビリティが優れている銀行はどうなんだろう? あとで調べてみよう。
- ナビゲーションの仕組みを読み飛ばせるようにする、どうなんだろう? (137ページ)
- 必ずしも読み飛ばせる必要はないという意見もアック・ゼロヨンでは出てたよね。
- 関連するかもだけど、HTML5ではdivに対するrole属性でnavigation、breadcrumbs、articleなどが出てくるらしい。この辺もリーダーがうまく解釈できるようになれば、もっと状況がよくなるかも。
参考リンク:
HTML 5では「article」タグでページの「本文」が取れる - Zopeジャンキー日記
http://mojix.org/2008/08/10/html5_article_tag
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tag: JIS X 8341-3, HTML5